本。

ASIAN KUNG-FU GENERATION THE MEMORIES 2003-2013 (ぴあMOOK)

ASIAN KUNG-FU GENERATION THE MEMORIES 2003-2013 (ぴあMOOK)

会場で買いました。普段こういうファンブックとか買わないんだけど、会場で買うと限定カバーが付くっていうからつられて。


で、この本すっごくよかったー。買ってよかった。本を作った人の熱意が伝わる。名前の通り10年間を年表にしてあって、メンバーがこの年はこうだったなとか振り返ってるんだけど、特に中村佑介さんのイラストの描き方というか想いみたいなことも書いてあって、それ読んでこの絵はそういうイメージで描いてるんだとかわかってすごく興味深かった。よくイラストに動物が描いてあるイメージがあって、勝手にそれは動物好きで描いてるんだと思ってたし、そこまで考えて(というかイメージして?)描いてるとか思ってなかったから、びっくり。ラフ案もいっぱい載ってて、個人的には崩壊アンプリファーのラフ案とか可愛くていいなぁって思ったり。
あとソルファってそんなに売れたのね、と記事読んで知ったよ。私の中でアジカンは最初の2枚のアルバムだけが絶対でそれ以外は正直そんなに思い入れなくて、毎回CD買ってはいるけど、ソルファ以降はどの曲も同じぐらいに聞こえるのですよ。そしたら中村さんの記事で「”どのアルバムが好き?”って聞くと大体『ソルファ』って答えが返ってきますし。それって、バンドはすでに性周期特有の自我との闘いや苦悩からはすでに決別しているのに、ファンの人がそれを求めているわけですよね。」*1の文章が刺さる。刺さる。笑 私の好きなアルバムがソルファじゃないだけで同じことじゃん。でも、やっぱ学生の時に聞いた音楽って大人になって聞いた音楽より心に響いて残るっていうのは仕方ないじゃないのとも思うのですよ。はい。で、そういう皮肉も込めてこのイラスト描いたという事も書いてあったりして、本当おもしろいです。ファンじゃなくて、へー。って思うことがたくさん書いてある。と思う。気になる人は是非本屋へ。笑 これだけのボリュームで1200円とか素晴らしいよ。ぴあさん、ありがとう。

最後のメンバーからのメッセージ。ゴッチがライブ中に言ってた言葉が。

*1:すみません。引用ダメだったら削除します。